【台湾モダニズム】日本語で創作した詩人たちのその後…台湾映画「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」は異色のドキュメンタリー

2017
21
20170821000447fea.jpg 201708210004467ba.jpg 201708210004070af.jpg 201708210005093ae.jpg 2017082100040962b.jpg

1: ねこ名無し ★@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 02:19:25.68 ID:CAP_USER
この映画を撮るまでは、日本語が理解できないばかりか、日本への関心もそれほどなかった。

そんな●(=黄の旧字体)亞●(=歴の木がそれぞれのぎ)(ホアン・ヤーリー)監督(39)が手がけた8月19日公開の台湾映画「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」は、ほとんどのせりふが日本語で語られている異色のドキュメンタリーだ。

来日した●(=黄の旧字体)監督は「私自身、この映画を通して、日本と台湾の関係において、かつてこういう時期があったという理解を深めることができた」と振り返る。

「見た後はへとへとだった」

映画はドキュメンタリーとうたっているが、不思議な感覚に彩られている。テーマは、1930年代、日本統治時代の台湾で、日本語によるモダニズムの詩を創作していた団体「風車詩社」のメンバーの文学性にその後の運命だ。

日本に留学していた彼らは、日本の文学者と交流する中で西洋モダニズム文学に触れ、故郷の台南で同人雑誌「風車」を創刊。

日曜になると街を散歩しながら詩や文学について語り合ったが、プロレタリア文学が主流だった当時の台湾では彼らの詩は理解されず、1年半で活動を休止する。やがて戦争が始まり、日本は敗戦。戦後は国民党政府の白色テロによって主要メンバーが銃殺されるなど、歴史の陰に埋もれていた。

映画では、そんな「風車詩社」のメンバーが書いた詩を日本語と中国語の字幕付きで紹介するとともに、彼らに関する写真、時代を象徴する映像や音楽、さらには再現シーンと、幅広い手法で表現する。

驚くのは詩の朗読だけでなく、再現シーンのせりふなどもほとんどが日本語で語られることで、外国映画としては極めて珍しいといえる。

「台湾では、みんな映画を見た後はへとへとだったと言っています」と笑う●(=黄の旧字体)監督は、映画に出てくる詩人たちは当時、詩作だけでなく、日常会話も日本語だったと推測する。

「特に彼らの家族にインタビューした後に、この映画は日本語でやるしかないと思った。というのも、彼らの祖父母は台湾語で話していたと思うが、彼らの世代とその親の世代は、普段の暮らしや仕事でも日本語で話していた。当初は日常生活の中では、少しは台湾語を使っていたのではないかと思っていた。

でも風車詩社の人たちはどちらかというと上流階級に近く、経済的にも余裕があっただろうし、恐らく台湾語はあまりしゃべっていなかった。彼らはむしろ少数派で、台湾全体の文化を代表する存在ではないと思います」

距離の中から感じた現代的要素

「風車詩社」の詩人たちに興味を抱いたのは、インターネットで偶然にメンバーの1人、林永修(りん・えいしゅう、1914~1944年)を紹介する論文に出合ったのがきっかけだった。1930年代の台湾に、こんなに進んだ思想を持っていた人たちがいたことに驚き、映画作りへと進んでいった。

「彼らの詩を読むより先に、彼らに関するいろんな文章を読んで、彼らの内面を理解するうちに、映画にしたいと思うようになっていった。彼らが日本語で書いたものを中国語に訳されるとき、どうしても失われたり新たに加わったりするものがある。

その距離の中から私が感じたのは、彼らの作品の中の現代的な要素であり、それが非常に強烈で濃厚だった。モダニズムが西洋から日本に入って日本語で表現され、それが台湾に伝わったときに、何か不思議な美しい花が咲き、独特の新しいものが生み出された。それがとても魅力的に感じたんです」

台湾中西部の彰化で生まれ、台北で育った●(=黄の旧字体)監督が映画作家を目指そうと思ったのは、高校のころのことだ。まだ自分で撮ってはいなかったが、さまざまな映画を見て、大いに触発されていた。

特に影響を受けたのは、アンドレイ・タルコフスキー(1932~86年)やセルゲイ・パラジャーノフ(1924~90年)、アレクサンドル・ソクーロフ(66)といった旧ソ連の監督に、ポーランドのクシシュトフ・キェシロフスキ(1941~96年)だった。

台北の世新大学に進学して映画を学ぶが、卒業はせずに、独自に映画作りを探求する道を模索。 


>>2以降に続く) 

2: ねこ名無し ★@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 02:19:42.06 ID:CAP_USER
>>1の続き)

短編映画をいくつか発表した後、今回の「日曜日の散歩者」が初めての長編映画になる。

「私は最初から映画に定義づけをしたくなかった。よく周りからは、あなたがやっているのは実験映画ではないのかといわれるが、実験映画というのは1つの枠であり、最初から枠の中にはめてしまったら、想像力は抑圧されてしまう。

そうではなくて、私はもっと映画本来の姿というものに回帰したかった。それでいくつかの短編を撮ってみたが、それは決して実験映画ではありません」

経験に基づいて対話し、発見する

「日曜日の散歩者」も、人によっていろんなとらえ方があり、中には「これはドラマですよね」と言ってきた人もいるという。映画を見た人、1人1人の判断に任せたいと苦笑するが、●(=黄の旧字体)監督自身はやはりドキュメンタリー映画ではないかと考えている。

「テーマにしても登場人物にしても、かつて存在していたわけで、こういったものを紹介するには、やっぱりドキュメンタリーなのです。ドキュメンタリーを作るモラルとして、フィールドワークもしなければならなかったし、文献調査も必要だった。

すでに80年がたち、当時の状況を知る人が誰もいない状況で、当時の人がどのように考えて、どのように創作していったか、理解するのは難しい。私にとっては挑戦であり、責任も重大でした」

台湾では、最高峰の映画賞である金馬奨で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞するなど高い評価を受けた。中には10回見たと言ってきた人もいたが、「途中で寝てしまったから、繰り返し見ないと分からない」ということだった。

「それを聞いて、私もすごい発見があった。繰り返し見ることで、みなさん新しい楽しみを見いだすんですね。これまで映画というのは、物語のように何かを語っていくというものだった。そうではなくて、ドキュメンタリー映画は新たに何かを伝えることもできるんじゃないか。

観客のみなさんが、自分の経験に基づいて映画と対話し、新たに何かを発見する。それは楽しみだという人もいれば、苦しみだという人もいるかもしれない。ぜひこの映画で何かを発見してもらいたいですね」

(文化部 藤井克郎)



「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」は8月19日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開されるほか、大阪・シネ・ヌーヴォ、横浜・シネマ・ジャック&ベティ、名古屋シネマテーク、広島・横川シネマなど全国で順次公開。

●風車詩社 日本統治期1930年代、古都台南で、日本語で詩を創作し、新しい台湾文学を創りだそうとした、モダニズム詩人の団体。
戦後の二・二八事件(1947年)、白色テロ(蒋介石政権が発令した戒厳令により台湾は1949年5月から戒厳体制に入る。この戒厳令下に横行した市民の逮捕・投獄を指す)など、日本語が禁じられた中で迫害を受ける。

no title

no title

台湾映画「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」を手がけた●(=黄の旧字体)亞●(=歴の木がそれぞれのぎ)監督(藤井克郎撮影)
no title

no title

http://www.sankei.com/images/news/170820/prm1708200001-p5.jpg
no title

no title

no title

no title

ドキュメンタリー映画「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」の1場面

映画『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=LSfaEf8qgBA&feature=youtu.be


渋谷 シアター・イメージフォーラムにて上映中

(おわり)

3: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 02:27:46.89 ID:/hjPys3h
こういう知性は朝鮮には生まれなかったんだよなあ。
朝鮮じゃ、台湾みたいに日本語をきっちり教えてなかったせいだろうな。

4: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 02:42:58.89 ID:6pJaJ/xk
>>3
日本語が嫌なら漢詩に行けば良かったのに
漢字も捨てたしな。
朝鮮半島の人は結局それで東アジアの3千年くらいの文化を
ごっそり失うことになってる。
地理的に元々自発的に文化を育てるより中国から輸入する歴史が
永かったからそれが余計に朝鮮半島の不幸にもなってるよな。
文化的に周辺国に依存し過ぎて良い方に個性が育たない。

5: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 02:52:45.49 ID:YyDzUXNr
>>3
朝鮮が愚民すぎたんでハングルを普及させて識字率を向上させたけど
その「ハングルなら何とか読めた」程度の低能どもが、」若干はいた知識層を殺して排除したんじゃね
で、「漢字は面倒くさいから捨てよう」って馬鹿ばっかが行政を担うまでになった

10: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 07:49:41.57 ID:jQPCAKTC
>>3
朝鮮からの留学生だっていたんだからいないはずないと思うけど、親日派で闇に葬られてるんじゃないかなあ。
まあ同じ勉強ができるにしても文学思索より政治権力闘争のがむいてると思うけど。

11: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 07:54:14.48 ID:ob1Cj9GO
>>10
朝鮮人が3人集まると、7つの派閥が出来るけどね。

6: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 02:55:38.48 ID:xTJ5npSX
一青窈(ひととよう)とか独特だよなあ

7: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 03:20:52.38 ID:DGra9XfV
やっぱ台湾は日本統治を事実に即して伝え学び肯定的に正しくとらえてるだけあって知的レベルが支那や朝鮮とは全然違うな
映画の内容とこの記事の文章だけでもレベルが違うのがわかる
台湾も支那から来た外省人が増えてレベルが低い奴らも増えてはいるが
ドキュメンタリーを事実に即してできるだけ正確に記そうとしてるし
日本の馬鹿パヨクどもなんかより外国人の方がよほど事実を記そうとしてる
不快な事だが捏造を吹聴する馬鹿が日本にもいるからな

8: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 03:59:38.17 ID:/qJXAYVJ
写真の詩人らは皆、知的な顔をしている

9: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 06:07:00.11 ID:VsV7eeDI
こういう姿勢でつくられた作品には興味ある、日本サゲでもきっと納得しちゃうだろうなww

12: (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止 2017/08/20(日) 08:02:47.02 ID:jQPCAKTC
モダニズムに触れはしたけど、朝鮮も台湾もそのあと後退しちゃったから直系の後継みたいのがいないんだろうね

関連記事

0 Comments

Add your comment